青山学院横浜英和小学校への入学を考えるとき、多くの家庭が「どんな教育をしているのか」「どれくらい費用がかかるのか」「入試はどのくらい難しいのか」を知りたいと感じます。
キリスト教教育を土台にした人格形成や、青山学院とのつながり、一貫校ならではの進学のしやすさも大きな関心事です。
ここでは青山学院横浜英和小学校の特徴や学校生活、学費、入試情報を整理し、志望を検討している家庭が全体像をつかめるように解説します。
資料だけでは見えにくいリアルな雰囲気や口コミも交えながら、通わせる価値があるかどうかを判断するための材料を提供します。
横浜で青山学院横浜英和小学校を検討する家庭のための5つのポイント
まずは青山学院横浜英和小学校を検討するうえで、押さえておきたい全体像を5つの観点から整理します。
キリスト教に根ざした人格教育
青山学院横浜英和小学校はキリスト教を根幹に置き、「心を清め 人に仕えよ」というスクールモットーを掲げています。
毎朝の礼拝や聖書の時間を通して、自分と他者を大切にする姿勢や、感謝する心を育てていくことが特徴です。
学力だけでなく、思いやりや奉仕の心を重視する家庭にとって、方針が明確で共感しやすい学校と言えます。
小学校6年間で、人間としての土台や価値観をしっかり育てたいと考える家庭に向いた環境です。
青山学院系属校としての一貫教育
青山学院横浜英和小学校は、青山学院の系属校として位置づけられ、中学高校への内部進学制度を持っています。
多くの児童が系列の青山学院横浜英和中学校へと進学し、キリスト教に基づいた教育の流れをそのまま続けることができます。
中学受験の塾通いに比べて、学校生活に重心を置いた6年間を送りたい家庭にとっては大きな安心材料になります。
将来的に青山学院大学グループまで見据えた一貫性を重視する家庭にとっても、魅力的な選択肢の一つとなります。
共学・少人数でのきめ細かな指導
青山学院横浜英和小学校は共学の私立小学校であり、学年あたりの児童数は大規模校と比べると落ち着いた規模です。
1クラスあたりの児童数もおおむね30人前後で、教師の目が行き届きやすい人数設定になっています。
クラス担任制に加えて、音楽や図工、体育などは専科教員が担当するため、それぞれの教科で専門性の高い指導を受けることが可能です。
児童一人ひとりの個性や成長を丁寧に見守ってほしいと考える家庭には、安心感のある環境です。
横浜市南区の落ち着いた環境と通学圏
学校は横浜市南区蒔田町にあり、市営地下鉄ブルーライン蒔田駅から徒歩圏内という通学しやすい立地です。
横浜駅や新横浜駅、さらに川崎方面からも電車1本でアクセスでき、広い範囲から通学している児童がいます。
住宅街の中に広い敷地と校舎、校庭がまとまっており、都心のビル街型キャンパスとは違う、落ち着いた学習環境です。
共働き家庭や電車通学を検討している家庭にとって、通学時間や乗り換えの少なさは大きな検討ポイントになります。
学費水準と私立小学校の中での位置づけ
青山学院横浜英和小学校の初年度納入金は、入学金や施設費、授業料などを含めておよそ120万〜130万円台となっています。
神奈川県内の私立小学校の学費ランキングでは、中位からやや抑えめのゾーンに位置しており、突出して高い水準ではありません。
学費のほかに制服や制定品、通学定期券、必要に応じた習い事なども加味して、総合的な教育コストとして考える必要があります。
「キリスト教教育と一貫校のメリットに対して、この学費をどう評価するか」が家庭ごとの判断軸になります。
青山学院横浜英和小学校の教育理念とカリキュラム
次に、青山学院横浜英和小学校の教育理念や、具体的な授業・カリキュラムの特徴を整理します。
スクールモットーと4つの教育目標
学校は聖書の言葉からとられた「心を清め 人に仕えよ」というモットーを掲げ、人格教育を最重要の柱としています。
このモットーを具体化するために、児童が目指す姿として4つの教育目標が定められています。
- 神をおそれる子ども
- 人間を大切にする子ども
- 考える子ども
- やりぬく子ども
これらのキーワードが、授業や学校生活、行事の設計全体に一貫してちりばめられている点が大きな特徴です。
礼拝とキリスト教行事の時間
毎朝のホームルームでは短い礼拝が行われ、聖書朗読や祈り、賛美歌などを通して心を整える時間が設けられています。
イースター礼拝やクリスマス礼拝など、キリスト教の暦に合わせた特別礼拝も年間を通して行われます。
学年ごとの宗教行事や奉仕活動もあり、単に知識として宗教を学ぶのではなく、生活の一部として体験するスタイルです。
宗教色がある学校を初めて検討する家庭は、学校説明会や公開行事で実際の雰囲気を見ておくと安心です。
専科制による教科学習の特徴
青山学院横浜英和小学校では、低学年から専科制を取り入れ、教科や活動ごとに専門性の高い教員が指導します。
| 教科・領域 | 主な特徴 |
|---|---|
| 国語・算数など基礎教科 | 少人数のクラス編成で、基礎学力を丁寧に固める指導 |
| 音楽・図工・家庭科 | 専科教員による表現活動や作品づくりに力を入れた授業 |
| 体育・なわとび指導 | 体力づくりや協調性を育てる運動プログラムが充実 |
| 宗教・聖書の時間 | 聖書の物語を通して価値観や生き方を考える学び |
教科ごとに工夫された授業を通して、知識だけでなく、表現力や協働する力を伸ばしていくカリキュラムになっています。
英語・ICT教育への取り組み
グローバル化やデジタル化を見据え、英語やICTに触れる時間も少しずつ拡充されています。
英語の授業では、聞く・話すを中心にした活動やゲームを取り入れ、英語に親しみを持つことを大切にしています。
学年や授業によってはタブレット端末などを活用し、調べ学習や発表活動の幅を広げる取り組みも見られます。
本格的な受験英語よりも、まずはコミュニケーションの土台づくりに重きを置きたい家庭に合うスタイルです。
学校生活・行事の雰囲気
通わせるかどうかを考えるうえで、毎日の学校生活や行事の雰囲気はとても重要なポイントです。
1日の流れと放課後の過ごし方
青山学院横浜英和小学校の1日は、朝の礼拝や朝の会から穏やかにスタートします。
午前中は主に国語や算数などの基礎教科、午後は図工や体育など活動的な授業が入り、メリハリのある時間割です。
| 登校・朝の会 | 8時台前半に登校し、礼拝と朝の会で心を整える |
|---|---|
| 午前の授業 | 国語・算数・理科・社会などの基礎教科 |
| 昼食 | 給食が中心で、週1回程度お弁当の日が設定される |
| 午後の授業 | 音楽・図工・体育・宗教などの専科授業 |
| 放課後 | クラブ活動やアフタースクール、下校時間に応じた自由時間 |
放課後はクラブ活動や、学校が用意するアフタースクールを利用することで、共働き家庭でも安心して預けられる仕組みが整っています。
年間行事とキリスト教行事
年間を通じて、季節感やキリスト教の暦を意識した行事が多く配置されています。
- 入学式・進級礼拝
- イースター礼拝や感謝祭礼拝
- 運動会や遠足などの体験行事
- クリスマス礼拝・ページェント
- 卒業礼拝と卒業式
どの行事にも「心を清め 人に仕えよ」というモットーが反映されており、単なるイベントではなく、学びの一部として位置づけられています。
保護者の口コミから見える雰囲気
実際に通わせた保護者の声からは、子どもの人間的な成長や、落ち着いた学校文化を評価する声が多く見られます。
「聖書の言葉を6年間で行動に移せるようになり、心が広い子に育った」という卒業家庭の声があります。
引用:みんなの小学校情報
また、「共働き家庭にも理解があり、行事参加が難しくても配慮がある」といった口コミもあり、保護者への温かいまなざしがうかがえます。
一方で、宗教色や校風が合うかどうかは家庭ごとの価値観に左右されるため、説明会や公開行事に足を運んで判断することが大切です。
児童会活動とクラブで育つ主体性
児童会活動や委員会活動では、子どもたちが学校生活を自分たちの手でより良くしていく経験を重ねていきます。
クラブ活動も高学年を中心に用意されており、スポーツ系や文化系など、自分の興味に応じて参加できます。
こうした場で学ぶリーダーシップや協調性は、教室の中だけでは身につきにくい大切な力です。
主体的に動く経験を積ませたい家庭は、児童会やクラブの内容もチェックしておくと学校選びの参考になります。
スクールバスの有無と通学スタイル
青山学院横浜英和小学校にはスクールバスはなく、基本的に公共交通機関と徒歩で通学するスタイルです。
| 最寄り駅 | 横浜市営地下鉄ブルーライン蒔田駅から徒歩約8分 |
|---|---|
| 主な通学手段 | 電車+徒歩、バス+徒歩 |
| 通学エリア | 横浜市内全域のほか、川崎市や東京都からの通学も一定数 |
低学年のうちは保護者が一緒に通学ルートを確認したり、同じ方面の児童同士でグループ登校をしたりといった工夫をしている家庭も多いです。
学費や費用負担の目安
私立小学校を検討するうえで避けて通れないのが、6年間の学費や関連費用の問題です。
初年度納入金の内訳
青山学院横浜英和小学校の初年度納入金には、入学金や施設費、授業料などが含まれます。
| 入学金 | 約28万〜30万円 |
|---|---|
| 施設費(入学時) | 約12万円前後 |
| 授業料(年額) | 約62万円前後 |
| その他諸費 | 教育充実費・安全管理費・後援会費・PTA会費・給食費など |
| 初年度合計 | おおむね120万〜130万円台 |
年度や算出方法によって細かな金額は変わるため、最新の募集要項で必ず確認することが重要です。
毎年必要になる費用のイメージ
2年目以降は入学金や一部施設費が不要になるため、初年度よりは負担が軽くなります。
授業料や教育充実費、給食費、旅行積立金などを合計した年間学費は、100万円弱前後となるケースが多いです。
このほか、制服や体操服の買い替え、学用品、通学定期券、習い事なども継続的な支出として見込んでおく必要があります。
6年間トータルでどの程度の教育資金が必要になるか、家計全体のシミュレーションをしておくと安心です。
神奈川の私立小学校との学費比較
神奈川県内の私立小学校の中で見ると、青山学院横浜英和小学校の学費は極端に高いわけではなく、中位からやや抑えめのゾーンとされています。
- 初年度納入金は神奈川の私立小学校の中で中位クラス
- 6年間の総額は、公立+中学受験塾と比べると高いが、他の私立一貫校と同程度
- 学費に対して、宗教教育と一貫進学のメリットをどう評価するかがポイント
学費だけではなく、通学にかかる交通費や、将来の中学高校の学費も含めて長期的な視点で比較検討することが大切です。
入試内容と対策の進め方
青山学院横浜英和小学校への入学を目指す場合、募集人数や倍率、考査内容の傾向を早めに把握しておくことが重要です。
募集人数と倍率の目安
1年生の募集人数は、内部進学枠を含めておよそ60名前後に設定されています。
志願者数は年度によって変動しますが、近年はおおむね200名前後で推移しているとされています。
| 募集人数 | 第1学年 男女あわせて約60名台 |
|---|---|
| 志願者数の目安 | 例年およそ200名前後 |
| 倍率の目安 | おおむね3〜4倍程度 |
数字だけを見ると難関校という印象を持つかもしれませんが、教育方針との相性や準備の質によって合否は大きく左右されます。
入試日程とスケジュール感
入試は例年、秋に行われる本考査と、その前に実施される親子面接という流れが基本です。
願書受付や説明会の日程は年度によって変わるため、公式サイトの入試情報ページで最新情報を確認する必要があります。
出願から合格発表、入学手続きまでは1〜2か月ほどのタイトなスケジュールになることが多いです。
他校との併願を考えている場合は、日程が重ならないか早めに一覧化しておくと慌てずに済みます。
考査内容の出題傾向
青山学院横浜英和小学校の考査では、いわゆる「お受験」の標準的な内容に加え、キリスト教校らしい制作や行動観察も重視されます。
- ペーパー分野:数量・図形・法則性・お話の記憶など
- 制作分野:季節や行事をテーマにした工作課題
- 運動分野:模倣運動やリズムに合わせた動き
- 集団活動:グループでの絵画制作や簡単な劇遊び
- 行動観察:指示の聞き取り方や友達への関わり方
単に問題を解く力だけではなく、協調性や聞く姿勢、相手のことを思いやる態度なども評価の対象になっていると考えられます。
家庭で準備したいポイント
ペーパー対策としては、数量や図形、お話の記憶といった基本分野を、志望校レベルに合わせて無理なく積み重ねていくことが大切です。
制作や運動、行動観察に向けては、家庭でも折り紙や工作、体を動かす遊び、ルールのある遊びなどを通して経験値を増やしておきましょう。
キリスト教校だからといって特別な信仰が必須というわけではありませんが、感謝の気持ちや礼儀正しいふるまいを日頃から意識することは重要です。
学校説明会や公開行事に積極的に参加し、志望理由や家庭の教育方針を具体的に言語化しておくと、願書作成や面接にも生きてきます。
青山学院横浜英和小学校を選ぶ前に押さえたい視点
青山学院横浜英和小学校は、キリスト教に根ざした人格教育と、青山学院系属校としての一貫した学びを提供する私立小学校です。
学費は私立として標準的な水準ですが、6年間を通じた教育内容や、中学以降の進学ルートも含めて考えると、長期的な価値をどのように評価するかが重要になります。
入試は倍率こそ高いものの、学校の教育理念と家庭の方針が合っていれば、日々の生活や準備の方向性をしぼりやすいというメリットがあります。
最終的には、学校説明会や見学会、行事の公開日などを通して「子どもがここで6年間を過ごす姿」を具体的にイメージできるかどうかが、志望校決定の大きな判断材料になるでしょう。

